こんばんは、スタジオ真榊です。

1枚の画像からSDXL / Anima向けの画風LoRAを作れるアプリ「Copita」をv1.2にアップデートしました。Anima用画像の前処理を刷新し、学習精度を向上しています。また、こちらの記事でAnima向けLoRA学習の検証を行ったことを踏まえ、クロスアテンション・セルフアテンション・MLP別の学習率を設定できるようにしました。その他、報告のあった不具合の修正や安定性向上のためのアップデートを多数施しています。

v1.2のアップデート概要

v1.11から更新された内容は以下の通りです。

・Anima用画像の前処理を刷新しました。以前は縦長・横長の画像をいったん正方形にしてから学習していましたが、元の縦横比のまま学習できるようにしました。(長辺1024以下・64px刻み)

・学習画像に目視では分からない程度の微妙なぼかし&リサイズを施してバリエーション化することで、画像の細部の「丸暗記」を防ぎ、狙った差分(画風や線の太さ)だけをLoRAに残しやすくしました。BoldLoRAなどのスライダー系LoRAで、色や質感、構図など狙っていない部分への影響を抑制する狙いです。

・Anima向けにSelfAttn、CrossAttn、MLPのLR倍率スライダーを追加しました。コピー機LoRA法では結局すべて1.0のまま使ったほうが無難な結果になることが多いので、既定値は1.0/1.0/1.0です。構図変化などの副作用が出た場合にだけ手動で下げて試す、実験用の設定としてお使いください。

v1.2のアップデート概要:図版1

・「安定学習セット」の安定化設定を見直しました。

・Animaで画風LoRAを作るときは「詳細学習セット」、線の太さ・体型などスライダー的なLoRAは「通常学習セット」を推奨するメッセージを追加しました。

・SDXL学習にmin-SNR Gamma 5を追加し、学習途中の偏りを抑えて、より安定してLoRAを学習できるようにしました。

・1枚目の画像をクリックではなくドラッグ&ドロップで入力すると、右側に比較画像作成用プロンプトが表示されない不具合を修正

・高速でタブを行き来した時に画面が空白になる、設定欄が重複表示されるなどの表示不具合を修正

・学習開始前にディスクの空き容量を確認する機能を追加

・VRAM不足時に、安定学習セットやlowramの利用を案内するよう改善

・学習ログに「完成まで」のざっくり推定時間を追加。学習開始後しばらくは「計算中」ですが、1つめのLoRAの学習がある程度進むと表示されます。

v1.2のアップデート概要:図版2

・タグ付け失敗時に原因を表示し、操作できない状態にならないよう改善

・Animaモデルの判定結果をキャッシュし、モデル一覧の読み込みを高速化

・一時的な学習フォルダは直近3件だけ残すよう整理し、肥大化を防止

・学習に必要なsd-scriptsは、初回セットアップ時に検証済みの固定バージョンを自動ダウンロードするようになりました。GitがインストールされていないPCでも、そのままセットアップできます。

・画像入力時にファイル名とサイズを表示します。

・配布ZIPを環境構築前のファイルだけに整理し、容量を大幅に削減しました。

ダウンロードとインストール

・こちらのv1.21(※)を好きな場所にダウンロードし、解凍します。(v1.11のフォルダに上書きはしないでください)

copita_v1.21

配布ファイルは支援者向けです。元記事で確認

(※2026/08/01にv1.21に更新しました。Civitai経由で海外ユーザーが利用することに備え、英語利用の規約や説明文を充実させました。日本人ユーザーにとって中身の変更はありません。混乱するので、記事中は以下もv1.2と呼称します)

・初回のみ、「setup_first_time.bat」をダブルクリックします。専用のPython環境、sd-scripts、タグ推定モデルが自動で準備されます(Gitは不要です)。finishedと表示されたら、黒い画面を閉じます。

「start_copita.bat」でCopitaを起動します。(今後もこちらのbatファイルが起動ファイルになります)

ダウンロードとインストール:図版1

(※起動時に「ImportError: DLL load failed while importing arrays: アプリケーション制御ポリシーによりこのファイルがブロックされました」などとエラーが出る場合は、Copita-FAQ「Q. 起動時に"このファイルがブロックされました"と出た」をご覧ください)

・「保存先」「modelsフォルダ」は、v1.11で使っていたものと同じ場所を指定すればそのまま使えます。

・学習履歴タブの内容は、前のバージョンのCopita内の「Copita/learning_history」フォルダを新しいCopitaへコピペすればv1.2に移行できます。

ダウンロードとインストール:図版2